グラウンドとの距離が近く、投手の球筋や内野手の動きをしっかり追えるため、野球そのものをじっくり見たい方に向いています。2階部分にはコンコースと売店が並び、飲み物を買いに行くのにも困りません。
1階には車いすでも観戦できる観覧室が設けられており、段差を上らずに試合を楽しめる配慮もなされています。長時間座ることを考えると、クッションを一枚持っていくかどうかで快適さがかなり違ってきます。
外野は傾斜のある芝生席で15000人を収容する
外野スタンドは座席が並ぶ形式ではなく、なだらかな傾斜がついた天然の芝生席です。レジャーシートを広げて寝転がったり、家族で場所を囲んで過ごしたりと、自由度の高さがいちばんの魅力といえます。
小さな子ども連れの方にとっては、多少動き回っても周囲に気を使わずに済む点がありがたいはずです。一方で、投手と打者の勝負を細かく追うには距離があり、打球の行方を眺める観戦スタイルになります。
雨が降ると芝生がぬかるみやすいため、天候が怪しい日は敷物を厚めに用意しておくと安心でしょう。ホームランボールが飛んでくる可能性がある席でもあり、その臨場感を求めて外野を選ぶ人も少なくありません。
背もたれ付きの席はバックネット裏の一部に限られる
球場全体を見渡しても、背もたれのある独立した座席はバックネット裏の中央前方に限られています。数が少ないぶん人気も高く、プロ野球開催時には早い段階で埋まっていく席です。
捕手の後方から投球コースを正面で見られる位置なので、配球を読みながら観たい方には最良の選択肢になります。
逆にいえば、ここ以外の席では背もたれのない状態で数時間を過ごすことになります。座席の指定方法や販売区分は主催者ごとに設定が異なり、自由席として開放される日もあります。
チケットの買い方

プロ野球のファーム公式戦を観戦するには、事前にチケットを用意しておく必要があります。
販売の流れや料金の考え方は開催ごとに決まるため、仕組みを知っておくと動きやすくなります。発売時期と席種、子ども連れの扱いの順に整理します。
前売券はファンクラブ先行のあとに一般発売される
チケットはまずオフィシャルファンクラブFAVの会員先行から始まり、ランクの高い順に日程がずれて発売されます。2026年8月16日の旭川開催では、6月10日からランク5の先行が始まり、ランクごとに1日ずつ後ろへ進み、6月14日に一般発売を迎えました。
いずれも発売開始は各日10時で、1試合につき9枚までという購入上限が設けられています。販売はWEBの「Fチケ」のほか、旭川市内では株式会社旭川振興公社の店頭でも扱われ、一般発売日からはローソンチケットでも購入できます。
人気の席種は早い段階で埋まりますので、日程が発表されたら早めに動くことをおすすめします。
席種と料金は開催ごとに設定されている
スタルヒン球場は年間を通じてプロ野球が行われる球場ではないため、席種や料金はその都度、主催者が設定します。座席図と価格は球団の公式サイトで開催ごとに発表されますので、購入前に必ずそちらをご確認ください。
注意しておきたいのは、前売券も当日券も、購入者の都合による席種の変更や払い戻しができないという点です。座席を決める際は、日差しや応援したいチームのベンチ位置まで考えたうえで選びたいところです。
もし、予定が変わって行けなくなった場合には、球団が公認する個人間のチケット取次サービスを利用する方法も用意されています。
小学生以下は自由席に無料で入場できる
家族で訪れる方にとってありがたいのが、小学生以下の子どもは自由席への入場が無料になるという扱いです。有料のチケットが必要になるのは4歳から小学6年生までで、4歳未満でも座席を使う場合にはチケットを購入することになります。
つまり、抱っこして観戦する乳幼児であれば費用はかかりません。なお、自由席が満席になった場合には、臨時席として外野のライト芝生席が開放されることがあります。
この場合は席種を問わず、チケットを持っている人であれば誰でも利用できる運用です。子ども連れなら、最初から芝生席を選んでのびのび過ごすという考え方もあるでしょう。
球場で味わえるグルメ

観戦の楽しみのひとつが、球場で食べるものです。スタルヒン球場には昔から親しまれてきた一品があり、大きな試合の日にはさらに賑やかな顔を見せます。
ただし、日によって食べられるものが大きく変わる球場でもありますので、その違いも押さえておきましょう。
名物のスタルヒンそばが売店で親しまれてきた
内野スタンドの2階には売店が並び、そのなかにそばコーナーがあります。ここで長く愛されてきたのが、球場名をそのまま冠した「スタルヒンそば」です。
かけや月見といった定番メニューと並び、天ぷらと生玉子、ネギがすべて乗った全部のせのような一杯で、うどんでも注文できます。試合の合間にグラウンド整備を眺めながら外周で立ち食いする光景は、この球場ならではの風景といえるでしょう。












