川辺にはテナガエビを獲るための、川漁師が使う小さい船がとまっていたりと、まさに地元の食材。お酒のおつまみによく合いそうな味で、四万十川沿いの居酒屋にはメニューにテナガエビの唐揚げが多いそうですです。
出航すると、涼しい風が吹き抜ける船内。途中、船長がユニークな話を交えながら、四万十川についての知識を教えてくれるというサービスも。
「この日は降り続いた雨の影響で、普段より増水し、水が濁っています。最初は茶色に濁っていましたが、今は緑色です。地元の川漁師さんの間では笹の葉の色味に似ていることから笹濁り(ささにごり)と呼んでるんです」と教えてもらうと、辻井選手も「なるほど!笹の葉の色なんですね」と関心した様子。川を眺めながら聞く船長のお話は、とても心地いいです。

船長のお話は興味深いものばかり-Journal-ONE撮影
四万十川は水深26メートル?
そんなお話を聞きながら進んでいくと、第1弾で訪れた佐田沈下橋に近づいてきました。この四万十川は日本で一番多くの沈下橋が架かってて、その数なんと48本。そして佐田沈下橋は一番河口に近い橋なんだそうです。増水時は水位が10メートル程高くなるため、沈んでもいいような設計の沈下橋。今年、佐田沈下橋はすでに2回も沈んでいると教えてくれました。
沈下橋手前で折り返すと、船長がここで突然クイズを出題。「四万十川で一番深い場所は、水深何メートルでしょうか?」という質問に、選手たちは?マークを浮かべながら考えます。これだけ大きい川なので浅くないだろう…と思いましたが、すぐそばから吉本選手が「20メートル!!」と大きな声で答えたのです。

サイクリングの疲れを屋形船で癒す選手たち-Journal-ONE撮影
それを聞いた辻井選手と田内選手は、そんなに深くはないだろう…と笑いましたが、船長から聞いた答えはなんと26メートル。吉本選手が答えた20メートルは2番目に深い場所だそうです。この答えには一同驚き。今は濁っていて分かりませんでしたが、もし透き通っていたらどれだけ綺麗なのでしょうか。
緩やかさが四万十川の魅力
さらに船長のお話で印象的だったのが、川の流れの緩やかさ。実際、風がないと真っ平で綺麗な水面をしていて、上流に向かっているのか下流に向かっているのかと、流れがわからない部分がありました。実は四万十川は1000分の1の勾配しかないそうです。分かりやすく言い換えると、1km進むごとに標高がわずか1mしか下がらないということで、極めて緩やかな川の流れのことを指します。全長196kmの全体で見ても平均河床勾配は0.61%しかありません。だからこそ、リバーアクティビティとしてSUPやカヌーが人気の場所として有名なのです。

どちらが上流か一瞬分からなくなるくらい静かな水面-Journal-ONE撮影
さらに流れが緩いということは、逆に言うと流れないということ。そのため水温が上がり、植物プランクトンがたくさん発生します。そのお陰で約220種類以上もの生物が生息できているのです。
しかし、そうなると夏は水の透明度が下がってしまうそう。逆に冬は水温が下がり透明度がアップ。水深14、5メートルまでみられることがあると言います。
ぜひ四万十川の碧へ
四万十川の自然を眺めながら、優雅な時間を過ごした選手たち。舳先にも出ることができ、とても楽しそうでした。気づくと50分の旅もあっという間に終わり、屋形船を降りたあとは四万十の碧の方と記念写真。

四万十川へ来た際にはぜひ「四万十の碧」へ-Journal-ONE撮影
田内:食事は鮎の塩焼きがとても美味しかったです。たくさん身が詰まっていて、四万十川の豊かな環境が美味しい魚をつくり出しているんだなと感じました。
吉本:四万十川は、流れも分からないくらい穏やかなことに驚きました。そして何より、屋形船の上で食べる昼食は格別!自然を感じながら食べることができて、気持ちよかったです。
四万十の碧は、夏も冬も一年中楽しめるのが魅力です。皆さんも四万十川の船の旅をしてみてはいかがでしょうか。
次回は四万十川でSUPを楽しみます!
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