コートの外に出て打ち返してもいいですか?
コートの条件を満たしている場合に限り、コートの外に出て打ち返すことが認められています。FIPの規則では、側面の出入口が各サイドに2か所あり、コートの外に十分な広さと高さの安全エリアが確保されていることが条件です。
認められているコートでは、相手コートでバウンドして側面の出入口や壁の上から外へ出たボールを、追いかけて打ち返せます。ただし、後方の壁を越えて外へ出たボールは追いかけられず、その時点で失点です。
条件を満たしていないコートでは、外に出たボールは返せず、そのまま失点となります。コート外でのプレーが可能かどうかは施設ごとに異なるため、利用する前にスタッフへ確認しておきましょう。
ボールが壁と床の角に当たったらどうなりますか?
相手コートの壁と床のつなぎ目にボールが落ちた場合は、有効な返球として扱われます。FIPの規則でも、壁と床が接する角でのバウンドは正しい返球とされています。
問題は、先に壁に当たってから床に落ちたケースです。相手コートの床より先に壁に当たると、ノーバウンドで壁に当てたことになり、打った側の失点です。角に落ちたボールは思わぬ跳ね方をすることがあり、受ける側にとっては返しにくい一打といえます。
床と壁のどちらに先に当たったかは、目で見ても判断が難しい場面があります。審判のいない試合で判定が割れたときの扱いを、あらかじめ話し合っておくと揉めずに済むでしょう。
パデルにレットはありますか?
パデルにもレット(やり直し)はあります。代表的なのが、サーブがネットに触れてから相手のサービスボックスに入った場合です。このときはサーブを打ち直し、1本目で起きたときは改めて2回打てます。
レシーバーの準備が整う前にサーブを打った場合も、やり直しの対象です。ラリー中でも、ボールが破れたときや、ほかのコートからボールが入ってきたとき、わざとではない妨害があったときは、ポイントをやり直します。
やり直しを求めるときは、気づいた時点ですぐに申し出るのが決まりです。そのままプレーを続けてしまうと、やり直しを求める権利がなくなるので注意しましょう。
日本語の公式ルールはどこで確認できますか?
日本語の競技規則は、日本パデル協会の公式サイトで公開されています。ただし、掲載されているのはFIPの2015年版をもとにした内容で、2026年の改定点は反映されていません。
最新の国際ルールを確認したい場合は、FIPの公式サイトにある2026年版の競技規則(英語)が一次情報となります。得点の数え方やコートの基本など大枠は共通していますが、デュースの方式やサーブ、ラケットの落下などは新しい規則で確認しておくと安心です。
国内大会の競技規則は、日本パデル協会が案内する大会システム「PPS」から確認できます。出場する際は、必ず最新の大会要項に目を通しておきましょう。
まとめ
パデルのルールは、得点の数え方や試合の進め方こそテニスに近いものの、サーブの打ち方や壁の扱いには独自の決まりがあります。特に、ガラスと金網で判定が変わる点や、ボールが体に当たると失点になる点は、ほかのラケット競技の経験者ほど戸惑いやすい部分です。
また、国際ルールは改定されたばかりで、デュースの決め方に新しい選択肢が加わるなど、以前の情報のままでは通用しない点も出てきました。
基本を押さえたら、あとは実際にコートでプレーしながら体で覚えていくのが上達への近道です。試合前に仲間とルールの細かな取り決めをそろえておけば、初めての1試合からきっと楽しめるでしょう。












