パデルに興味はあっても、何を着ていけばいいのかがわからず、予約をためらっている方も多いのではないでしょうか。結論から言えば、ウェアは手持ちの動きやすいスポーツウェアで足ります。
ただし、シューズだけはコートの床材に合わせて選ぶ必要があり、ここを間違えると転倒につながります。
この記事では、服装の基本からシューズの選び方、初回に持っていく持ち物までを一度に確認できるようにまとめました。屋内と屋外、季節による準備の違いも整理しています。
パデルの服装に決まりはあるのか

パデルには、テニスのように細かな服装規定があるのでしょうか。レンタルコートやスクールで楽しむ範囲なら、専用のウェアを買いそろえる必要はありません。
ただし、コートの床材の都合で、靴については知っておきたい注意点があります。まずは、どこまでが自由で、どこから気をつけるべきなのかを整理しておきましょう。
動きやすいスポーツウェアであれば基本的に問題ない
パデルのウェアに、これでなければいけないという決まりはありません。用具メーカーの公式情報でも、ラケットスポーツ用のウェアであれば基本的に問題なく、体験レッスンや練習はスポーツができる格好であれば気軽に楽しめると案内されています。
実際にコートへ行くと、テニスウェアの人もいれば、Tシャツにハーフパンツという人もいて、装いはかなり自由です。
強いて基準を挙げるなら、汗をかいても動きを妨げない素材と、腕を大きく振れるサイズ感でしょう。パデルは短い距離を細かく動き続けるスポーツなので、体にまとわりつく服だと窮屈に感じます。手持ちのスポーツウェアを見渡して、一番動きやすい組み合わせを選べば十分です。
靴だけはコートの床材に合わせて選ぶ必要がある
一方、シューズは服装ほど自由には選べません。国内のパデルコートはほとんどが砂入り人工芝で、一般的なスポーツシューズでは滑って転倒する恐れがあると注意が呼びかけられています。表面にまかれた細かい砂が、溝の浅いソールの下でベアリングのように働き、踏み込んだ瞬間に足元をすくわれるためです。
逆に言えば、砂入り人工芝に合ったソールさえ選べば、パデル専用シューズでなくても構いません。専用シューズもありますが、テニスシューズでも十分に代用できるとされています。どのソールが向いているのかは、次の章で詳しく見ていきます。
スクールや大会では主催者の規定を確認しておく
レンタルコートやスクールで遊ぶ範囲であれば、服装が理由で利用を断られることはほとんどありません。ただし、施設によっては安全面から靴の種類を指定している場合があり、大会では要項で服装やシューズの条件が定められていることもあります。出場を考えているなら、申込時に要項へ目を通しておくと安心でしょう。
また、更衣室やシャワーの有無、レンタル品の在庫も施設ごとに異なります。初めて訪れる施設なら、予約の段階で服装とレンタルについて一言確認しておくと、当日に慌てずに済みます。条件は変更されることもあるため、最新の情報は各施設や大会の公式サイトでご確認ください。
パデルのシューズはソールで選ぶ
パデルの準備でいちばん迷いやすいのがシューズです。ウェアと違って、コートの床材との相性でグリップが大きく変わるため、選び方には基準があります。どんな床の上でプレーするのか、そこにはどんなソールが合うのかを、順番に確認していきましょう。
国内のパデルコートはほとんどが砂入り人工芝になっている
日本国内のパデルコートは、その多くが砂入り人工芝です。短い人工芝に細かい珪砂をまいた床面で、テニスでいうオムニコートと同じ系統の作りだと考えるとイメージしやすいでしょう。パデルコートは世界的にも人工芝へ砂を充填する仕様が標準で、屋外か屋根付きかを問わず、足元は同じような表情をしています。
この砂が、シューズ選びを左右します。芝の上に砂の層があるぶん、ソールがしっかり砂をかき分けて芝地をとらえないと、踏み込んだ瞬間に足だけが前へ滑ってしまいます。硬い路面とも、土のグラウンドとも違う独特の床だという前提を持っておくと、次の判断がしやすくなるはずです。
オムニ・クレー用の凹凸ソールが砂入り人工芝をつかむ
砂入り人工芝に向くのは、細かい突起がびっしり並んだソールや、ヘリンボーンと呼ばれる杉綾模様の溝が刻まれたソールです。クレーコート用テニスシューズのヘリンボーンソールは、砂入りのパデルコートでもしっかりグリップしてくれるとされています。突起や溝が砂を逃がしながら接地するため、急な切り返しでも足元が流れにくくなります。
反対に、いわゆるオールコート用のソールは溝が浅く、砂の上では十分なグリップを得られません。同じテニスシューズでも、砂入り人工芝を想定しているかどうかで差が出るわけです。手持ちの靴を持ち込むなら、まずソールの裏を見て、細かな凹凸があるかどうかを確かめてみてください。












