後半は先に日本代表が得点を挙げたかった。しかし、ゴール前で相手を仕留めきれない。11分にアイルランド代表がトライを奪い、13-26とされてしまう。
それでも日本代表もあきらめなかった。スクラムで優勢に戦うと、19分には再びゴール前まで攻め込む。すると、途中出場のHO(フッカー)江良颯(スピアーズ)が中央にねじ込んでトライ。20-26と再び6点差とした。
しかし、その後はアイルランド代表のボールキープ力、フィジカルの前に、追加点を挙げることができなかった。逆に反則の繰り返しでHO江良がイエローカードを受けた日本代表。その結果、数的不利となり、ラストプレーでトライを奪われた。
日本代表は世界ランク3位を相手に勝つ流れに持ち込むことができた。しかし、結局は終盤での反則やミスを重ねたことが響いた。そして20-36でノーサイドを迎えた。

岡部と下川(左)@JRFU
ラグビー日本代表が示した成長 セットプレーに大きな収穫
ラグビー日本代表が見つめる終盤戦の課題
日本代表のジョーンズHCは「後半30分で、20-26と6点差だった。さらに敵陣22m内に入り、試合に勝つチャンスもあった。しかし、最後は十分なクオリティを発揮できなかった。」と振り返る。
続けて、経験豊富なSH齋藤も「前半に両センターを失うというアクシデントがあった。その中で、最後まで戦い抜いたチームを誇りに思う。ただ、ラスト15分、20分からの戦い方は、昨年からずっと課題になっている部分。しっかり次につなげなければならない。」と話した。
また、「両CTBがハーフタイム前にケガをしたが、BKはその状況にうまく対応できた。一方で、FWはもう少しがんばってBKを助けることができたと思う。ボールを持って前に出ること。加えて、ディフェンスで相手をファーストタックルでしっかり止めることが必要だった。イエローカードもあり、自分たちで自分たちにプレッシャーをかけてしまった。」
LOディアンズ主将は、悔しそうにこう話した。
「前半、自分たちの超速ラグビーが通用するということを肌で感じられた。(後半に入った)13番は想定外だった。そのため、なかなか思うようなプレーができなかったことが悔やまれる。この経験を次に活かしていきたい。」
初先発で代表初トライを挙げたWTBメインは、そう言って前を向いた。

チームを引っ張るキャプテンのLOディアンズ@JRFU
ラグビー日本代表が得た収穫 世界3位相手に示したセットプレーの成長
アタックの決定力や、攻守に渡るブレイクダウン周りは課題として浮き彫りとなった。一方で、スクラム、ラインアウトのセットプレーで互角に戦えるシーンが多かった。昨年のアイルランド代表戦よりも、そこは評価できよう。ラインアウトのマイボール成功率は92%、スクラムにいたっては100%だった。
指揮官も「全体的にセットプレーは非常に高いクオリティだった。それによって、長い時間にわたって試合に踏みとどまることができた。選手たちの努力や働きは素晴らしいもので、非常に誇りに思う。チームの歩んでいる方向が正しいこと、競争力があることが明確に示された。」と前を向いた。
ラグビー日本代表、フランス代表戦で歴史を変えられるか
この後、日本代表は帰国して第3戦の準備を始めた。7月18日(土)に戦う『レ・ブルー』こと、フランス代表(世界ランク4位)。
こちらも対戦成績は過去1分13敗と、今だ白星を手にしたことがない相手だ。ホームの『MUFGスタジアム』(国立競技場)で歴史的勝利を挙げることができるか。

トライを喜ぶフィフティーン@JRFU
ラグビー日本代表 2026年の試合予定
ネーションズチャンピオンシップ
7月18日(土)日本代表vs.フランス代表 (国立競技場/東京)
11月7日(土)日本代表vs.ウェールズ代表 (カーディフ/ウェールズ)
11月14日(土)日本代表vs.イングランド代表 (ロンドン/イングランド)
11月21日(土)日本代表vs.スコットランド代表 (エディンバラ/スコットランド)
・ファイナルズ・ウィークエンド
11月27日(金)~29日(日) 対戦相手未定 (ロンドン/イングランド)
テストマッチ
8月8日(土)日本代表vs.オーストラリア代表(東大阪市花園ラグビー場)
8月15日(土)日本代表vs.オーストラリア代表(タウンズビル/オーストラリア)

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