クレヨンという贈り物

記念品として贈られたのは、チームラボ公式グッズ「色の名前のないクレヨン:BOX5本セット」。使い切れず短くなったクレヨンを再利用してつくられたこのクレヨンは、館内の《スケッチオーシャン》や《グラフィティネイチャー》といった作品でも実際に使用されているものだ。
「アートを学んでいる私たちにぴったりのプレゼント」とAnastasiaさんは、箱を両手でそっと抱きかかえるようにして声を弾ませた。絵を描くことで完成する作品を後にして、絵を描くための道具を手にする——その巡り合わせに、このミュージアムらしさを見た気がした。
立体曼荼羅と光の宇宙、そのコンセプトを胸に、いよいよ館内へと足を踏み入れる。次に待っているのは、無数の球体と、泡の彫刻——物質を超えて立ち上がる、二つの「高次彫刻」との遭遇だった。
▶チームラボ バイオヴォルテックス 京都|第2部「作品体験レポート前半—変容する連続体・質量も形もない彫刻」へ続く













