「パデルをやってみたいけれど、近くにコートがあるのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。パデルはガラスの壁と金網に囲まれた専用コートでプレーするスポーツで、国内の施設はまだ限られています。
この記事では、パデルコートの広さや構造をはじめ、施設の探し方や選び方、初心者向けの体験方法までをまとめました。コートの規格は国際パデル連盟(FIP)の2026年版規則をもとに解説しているので、初めてコートに立つ前の予習にも役立ててください。
パデルコートとはガラスと金網に囲まれた専用コート

パデルを始めようと思ったら、まず知っておきたいのがコートの特徴と国内の施設事情です。パデルはテニスコートで代わりにプレーすることができず、施設がある地域にも偏りがあります。
さらに、国内の施設数は見る情報源によって数字が違います。コートの基本から施設の分布、施設数の見方まで順番に確認していきましょう。
パデルは専用のコートでしかプレーできない
パデルは、四方を強化ガラスの壁と金網で囲んだ専用コートでプレーするスポーツです。相手コートで一度弾んだボールは、壁に跳ね返ったあとでも打ち返せるため、壁そのものがプレーの一部になっています。
テニスコートにはこうした壁がなく、広さやラインの位置もパデルとは別物です。そのため、テニスコートをそのままパデルに使うことはできません。
ただし、テニスクラブやフットサル場の敷地内に、パデルコートを併設している施設はあります。普段通っているスポーツ施設や近くのテニスクラブに、パデルコートがないか調べてみるのもよいでしょう。
国内の施設は関東・東海・関西に集まっている
国内のパデル施設は、都市部を中心に広がっています。日本パデル協会のコート一覧や予約サイトの掲載を見ると、関東・東海・関西の3つの地域に施設の多くが集まっています。
一方で、北海道や中国、四国、九州の各地方にも、パデルコートは少しずつ増えてきました。ただし、これらの地方で掲載されている施設は1カ所ずつにとどまります。北海道のように、春から秋にかけての期間だけ営業する施設もあります。
住んでいる地域によっては、近くに施設がないこともあるでしょう。旅行や出張の予定と合わせて、プレーする場所を探すのも1つの方法です。施設がある主な都道府県は、下記の通りです。
| 地 域 | 都道府県 | 補 足 |
|---|---|---|
| 北海道 | 北海道 | リゾート内の屋外コートで、春から秋にかけての期間営業 |
| 関東 | 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県 | 東京都と千葉県には複数の施設がある |
| 東海 | 愛知県、三重県 | 三重県には複数の施設がある。愛知県には2027年3月末までの期間限定コートもある |
| 関西 | 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県 | 大阪府には複数の施設がある |
| 中国 | 広島県 | フットサル場と同じ敷地にあるコート |
| 四国 | 愛媛県 | 屋外コート |
| 九州 | 福岡県 | 全天候型のコート |
※2026年9月時点。日本パデル協会のコート一覧と予約サイトの掲載をもとに作成。
営業日や予約方法は変わることがあるため、利用前に各施設の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
施設数は情報源によって違う
国内にパデル施設がいくつあるかは、見る情報源によって数字が異なります。日本パデル協会のトップページでは全国25施設(50面)と紹介されていますが、いつ時点の数字なのかは書かれていません。
同じ協会のコート一覧ページを数えると、2026年9月時点で掲載されている施設は24施設でした。さらに、ダンロップのパデル情報サイトでは、2026年6月時点で28施設とされています。
情報源ごとに更新の時期や掲載する施設の範囲が違うため、数字がそろっていないのが現状です。予約サイトには載っていても、協会の一覧に見当たらない施設もあります。施設数はあくまで目安と考え、複数の情報源を見比べて探しましょう。
パデルコートの広さと構造

パデルコートは、テニスコートよりも小さな長方形を壁と金網で囲んだ、独特の作りをしています。コートの広さや壁の高さ、床の素材は、国際パデル連盟(FIP)の規則で細かく決められています。
構造を知っておくと、壁を使ったプレーのイメージもつかみやすくなるでしょう。広さから場外プレーの条件まで、コートの基本構造を見ていきます。
広さは縦20m横10mと決まっている
FIPの規則では、パデルコートの広さは内寸で横10m・縦20mの長方形と定められています。誤差として認められるのは、わずか0.5%までです。
コートは中央のネットで2つに分けられます。それぞれのサイドには、サービスラインと、サーブを入れるエリアを左右に分けるセンターラインが引かれています。テニスのダブルスコートより一回り小さいため、動く範囲はコンパクトに収まります。












