色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

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入替戦 残留を決めた浦安Dと相模原D-斉藤健仁撮影
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第1戦はダイナボアーズが36-14で快勝し、勝点5を獲得し、ディビジョン1残留に王手をかけた。迎えた第2戦はシャトルズが序盤から積極的なアタックを見せ、押し込んだ。しかし、ダイナボアーズは慌てることはなかった。

明治大学を卒業したばかりのCTB(センター)平翔太のトライで、前半終了までに28-28と追いつき、後半残り10分で3トライを奪って、52-28と快勝した。最終的には2試合合計で88得点を挙げ、大差をつけてディビジョン1に残留した。

ダイナボアーズ、アーリーエントリーのCTB平は最終戦で2トライを挙げた-斉藤健仁撮影

ダイナボアーズ、アーリーエントリーのCTB平は最終戦で2トライを挙げた-斉藤健仁撮影

シャトルズが直面した昇格への壁と課題

ダイナボアーズのグレン・ディレーニーHCは、「後半の努力とエネルギーは素晴らしかった。最後まで戦い抜いた結果だ」と選手たちを称えた。吉田杏キャプテンも「ダイナボアーズのDNAであるハードワークを、80分間出せた試合だった」と満足げに話して、今シーズンを締めくくった。

一方、シャトルズは4シーズン連続で入替戦に挑みながらも、またしてもディビジョン1への昇格に手が届かなかった。敵陣深くまで攻め込みながら得点に結び付けられない場面が続き、逆にダイナボアーズはチャンスを確実に仕留めた。その決定力の差が勝敗を分けたと言えよう。

徳野洋一HCは「第1戦では本来のパフォーマンスを発揮できなかったが、第2戦は自信を持ってプレーできた」と話した。共同キャプテンのFL鄭兆毅も「22mライン内で取り切る力」をディビジョン1との差、そして課題として挙げた。

結果として、リーグワン 2026-27シーズンのディビジョン1は今シーズンと同じ12チームで争われることになった。

残留を決めたダイナボアーズ。元オールブラックスのSHウェバーも活躍した 撮影:斉藤健仁

残留を決めたダイナボアーズ。元オールブラックスのSHウェバーも活躍した‐斉藤健仁撮影

入替戦から生まれた新勢力:D3からの昇格組

D3勢がつかんだディビジョン2昇格の成果

いずれも上位ディビジョンのチームが残留したディビジョン1/2の入替戦とは異なり、ディビジョン2/3の入替戦は対照的な結果となった。マツダスカイアクティブズ広島(ディビジョン3・1位)がディビジョン2へ復帰し、狭山セコムラガッツ(同2位)がうれしいディビジョン2への初昇格を果たした。

スカイアクティブズは、第1戦で日野レッドドルフィンズ(ディビジョン2・8位)に、17-20で敗れたものの、第2戦では40-13と快勝して、4シーズンぶりにディビジョン2へと復帰を果たした。

また、リーグワン参入2年目のラガッツは、日本製鉄釜石シーウェイブス(ディビジョン2・7位)との第1戦を17-19で落としながら、第2戦では相手をノートライに封じて、30-6で快勝し、ディビジョン2への初昇格を果たした。

昇格を支えた指揮官たちの手腕と敗れた側の課題

入替戦で昇格を果たした両チームには興味深い点がある。それは、日本ラグビーへの理解が深い海外出身の指導者が率いたことだ。

スカイアクティブズのダミアン・カラウナHCは、ニュージーランド出身ながら7人制日本代表や、宗像サニックスでの指導経験を持つ。第1戦を落としたあとも冷静にチームを立て直し、第2戦に臨んだ。セットプレーで修正を見せて、ベンチメンバーでインパクトを与える。このゲームプランを見事に成功させた。

ラガッツを率いるスコット・ピアスHCも、日本ラグビーとの関わりが長い。ヤマハ発動機や7人制日本代表でプレー。その後は三菱重工相模原、栗田工業、釜石などで指揮を執ってきた。

リーグワン参入からわずか2年でディビジョン2昇格へ導いた指揮官。

「風向きが変わり、ゲームプランの修正が必要だったが、ボールコントロールやエリアマネジメントが機能した。」と、第2戦を振り返った。

もっとも、両指揮官の視線はすでに次のステージへ向いている。ピアスHCは「ディビジョン2はコンタクトレベルもプレー強度もまったく違う。今夜は昇格を祝うが、新たな挑戦はこれから始まる」と気を引き締めた。

ホストで快勝し2部昇格を決めたラガッツ‐野辺優子撮影

ホストで快勝し2部昇格を決めたラガッツ‐野辺優子撮影

敗れたチームが直面した課題と差を生んだ要因

一方、敗れたレッドドルフィンズの苑田右二HC。

「広島さんが取った40点以上、スコアできなかった。私の責任だと思っている。」と敗戦を受け止めた。第1戦では機能していたセットピースや規律の部分。しかし、第2戦では安定させることができなかった。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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