また、シーウェイブスのトウタイ・ケフHCは、「セットピースがうまくいかず、エラーも多かった。セコムが勝利に値するチームだった。すべての面で相手の方がハングリーだった。」と相手チームを称えた。
シーウェイブスは敵陣に入る場面は作った。しかし、スクラムやアタックの精度に苦しむ。その結果、最後まで得点につなげることができなかった。
リーグワンの勢力図が変わる
ディビジョン1とディビジョン2の差が示した現在地
入替戦では、ディビジョン1/2とディビジョン2/3では対照的な結果となった。前者はディビジョン1で戦っているチームの優位性が示された。一方で、後者では新たな勢力が台頭したと言えよう。
ディビジョン1チームの質、パフォーマンスの高さ。これが、入替戦であらためて浮き彫りになった。今季のディビジョン1は、レギュラーシーズン終盤までプレーオフ進出争いが続いた。そして、順位争いは最終節までもつれ込んだ。
強豪チームが下位チームに敗れる試合も少なくなくなかった。ディビジョン全体の実力差は縮まりつつある。一方で、それは全体の競争力と強度が高まっていることも意味している。
毎週のように高強度の試合を戦い続けるディビジョン1のチーム。それゆえに、シーズンを通じて経験値と競争力を積み上げてきた。
D-Rocksやダイナボアーズは、リーグ戦は勝点を積み重ねることができなかった。苦しい戦いを強いられたが、強豪チームを破った試合もあった。その結果、入替戦では試合運びや選手層の厚さ、80分間戦い続ける強度の違いを示した。そして、ディビジョン1残留を勝ち取った。

シーズン中盤、苦しんだD-Rocksだが、第17節でワイルドナイツに勝利-斉藤健仁撮影
D3勢の台頭とディビジョン間の距離の変化
ディビジョン2勢にとってディビジョン1昇格への壁は依然として高い。しかし、その一方でディビジョン3は着実に力を伸ばしている。スカイアクティブズやラガッツのような新勢力の躍動がそれを証明した。
入替戦でを終え、ブルーシャークスの仁木啓裕監督兼チームディレクター。「ディビジョン1と2の差は開き、ディビジョン2と3の差は縮まっている。」と語った。
このように、今季の入替戦はリーグワンの現在地を象徴する結果となったと言えよう。
入替戦で決定したリーグワン2026-27 各ディビジョン
リーグワン ディビジョン1(12チーム)
コベルコ神戸スティーラーズ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、埼玉パナソニックワイルドナイツ、東京サントリーサンゴリアス、リコーブラックラムズ東京、東芝ブレイブルーパス東京、静岡ブルーレヴズ、三重ヒート(※来シーズンから本拠地は栃木)、トヨタヴェルブリッツ、横浜キヤノンイーグルス
入替戦で浦安D-Rocksと三菱重工相模原ダイナボアーズが残留。

若手が躍動したダイナボアーズ。来季は上位に食い込みたい‐斉藤健仁撮影
リーグワン ディビジョン2(8チーム)
豊田自動織機シャトルズ愛知、清水建設江東ブルーシャークス、花園近鉄ライナーズ、NECグリーンロケッツ東葛(7月1日付けでNECからJR東日本へ譲渡されチーム名変更予定)、九州電力キューデンヴォルテクス、レッドハリケーンズ大阪
入替戦でマツダスカイアクティブズ広島と、狭山セコムラガッツが昇格。
リーグワン ディビジョン3(7チーム)
クリタウォーターガッシュ昭島、ルリーロ福岡、中国電力レッドレグリオンズ、ヤクルトレビンズ戸田、AZ-COM丸和MOMOTARO’S(新規参入)
入替戦で日野レッドドルフィンズと、釜石シーウェイブスが降格。

≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k













