色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

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トロフィーを受け取り喜ぶフィフティーン‐斉藤健仁撮影
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試合のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は、接点やラインアウトで気を吐いたスティーラーズの共同キャプテンLO(ロック)ブロディ・レタリックが選ばれた。

また、1ゴールと5PGで17得点を挙げ、すべてのプレースキックを成功させたSO李も出色の出来だった。共同キャプテンの2人がスティーラーズに勝利をもたらしたと言えよう。

リーグワン PGを決める神戸のSO李-斉藤健仁撮影

リーグワン PGを決める神戸のSO李-斉藤健仁撮影

両HCと選手たちが語る決勝の意味と未来

敗者の誇り──スピアーズが見せた粘りと成長

昨シーズンに続いて決勝で敗れたスピアーズのルディケHC。

「決勝という舞台はいつでも特別だ。今日もまさにその名にふさわしい見事な一戦だった。前半は私たちが試合の主導権をしっかりと握り、巡ってきたチャンスを確実にスコアへ結びつけられていた。」と前半を振り返った。

「しかし後半、試合の運命を分ける1つか2つの緊迫した局面に直面した際、残念ながら仕留めきることができなかった。決勝の舞台とは、通常そういう僅かな差で決まるものだ。それでも選手たちのパフォーマンス、特に敵陣22mでチャンスを作り出そうと粘り強く、次のチャンスを作ろうと必死に身体を張っていた姿は本当に誇らしい。」と続けた。

最後に、「スティーラーズは素晴らしいプレーをしたし、勝つに値するチーム。これこそが決勝。後悔はない。」と最後まで戦ったチーム、そして相手を称えた。

スピアーズは昨年の世界最優秀選手HOマークス(左)の欠場が響いた-斉藤健仁撮影

スピアーズは昨年の世界最優秀選手HOマークス(左)の欠場が響いた-斉藤健仁撮影

全力を出し切ったマキシキャプテン

今年も優勝まであと一歩届かなかったキャプテンNO8(ナンバーエイト)マキシ ファウルア。

「今の気持ちを伝えるいい言葉が見つけられない。しかし、チームや仲間を誇りに思う。全員が本当にハードワークした。結果は届かなかったが、やりきったという言葉を伝えたい。さらに、本当に良い競争ができていたし、前半は自分たちらしいラグビーができた。後半の取り切る部分で、自分たちにプレッシャーをかけてしまったことが課題だと思う。」と振り返った。

ノーサイド直後、スピアーズの選手たち-斉藤健仁撮影

ノーサイド直後、スピアーズの選手たち-斉藤健仁撮影

勝者の証言──スティーラーズが語る“数センチの差”

リーグワンになって初優勝を飾ったスティーラーズ。

レニーHCは「前半、クボタさんは素晴らしいスタートを切った。私たちを自陣に釘付けにして、プレッシャーをかけてきた。本当に見事だった。だからこそ、あれだけ攻め込まれながらも、13-13の同点でハーフタイムを迎えられたこと。これは、このグループの持つ強い精神力の証だったと思う。」と語った。

そして、「後半は自分たちのほうが良いラグビーができていたと感じていた。しかし、相手の素晴らしいディフェンスが立ちはだかった。なかなかトライを取らせてくれなかった。それでも後半にPGを3本しっかり決めて、勝利をもぎ取ることができた。本当にタフな試合だった。お互いが本気でぶつかり合った激しい戦いだった。」と試合を振り返った。

リーグワン優勝を決め喜ぶスティーラーズのフィフティーン-斉藤健仁撮影

優勝を決め喜ぶスティーラーズのフィフティーン-斉藤健仁撮影

多くの人たちと積み上げた優勝

さらに、「たくさんの人たちの凄まじい努力の積み重ねがこの結果となった。今日は選手たちにとっても、会社にとっても、そして『スティーラーズの街』にとっても、本当に特別な日になった。これに尽きます。」としみじみと話した。

リーグ戦で光った攻撃力ではなく、選手が堅守を見せて勝利につなげたことについて聞く。

すると指揮官は、「今シーズン、私たちのディフェンスは本当に素晴らしかった。決勝は大きな試合だし、スティーラーズの選手たちは本当にお互いを思い合っている。今日も仲間のためにどう戦うか、それを見事に示してくれた。数センチの差を争うような究極のゲームだった。まさに決勝にふさわしい見事な一戦でした。」と締めくくった。

リーグワン 胴上げされるレニーHC-斉藤健仁撮影

胴上げされるレニーHC-斉藤健仁撮影

共同キャプテンの2人はチームメイトを称え、恩返しを喜ぶ

共同キャプテンのLOレタリックは、「まさに決勝にふさわしいゲームだったと思う。2つのチームが真っ向からぶつかり合い、フィジカルを出し尽くし、ゲームのモメンタムが大きく何度も入れ替わるような試合だった。」と激戦を振り返った。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
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Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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