「フィジカルとスピードのある相手に対して、待つディフェンス、受けのディフェンスでは止められないので、スピードトレーニングをした上でのラッシュディフェンスもできるようにしたい。アタック、ディフェンスの2つのところが(北川HCと)一致したのが非常に大きかった」と続けた。

ベテランSO山本‐斉藤健仁撮影
北川HCとエディーHC
北川HCはスピードあるアタックを指導するために、すでに7月、男子日本代表のエディー・ジョーンズHCの薫陶を受けたという。7月のフランス代表戦の週に帯同していろいろ学んだという。
北川HCは「エディーさんのところに勉強に行かせていただきました。男子のスタッフ陣もすごくサクラフィフティーンの活躍を楽しみにしてくれていますし、応援する体制で、いつでも協力するというメッセージをいただいています。エディーさんのすべて真似るわけではないが、いろんな情報をいただけたのはすごくありがたい。」と感謝した。
アタックコーチには現在、九州大学ラグビー部のDORを務める藤森啓介氏が就いた。フルタイムの北川HCと藤森コーチを中心に、他のコーチはスポットで指導にあたっていくという。FWコーチには元日本代表の青木佑輔氏(東京サントリーサンゴリアスのアシスタントコーチ)と、杉本博昭氏の2人が、アタックコーディネーターには文字隆也氏(島津製作所ラグビー部アシスタントコーチ)が、スピードコーチには里大輔氏が就いたことも合わせて発表された。
サクラフィフティーン 福岡合宿始動
すでに9月4日、福岡の『JAPAN BASE』で対戦する女子フィジー代表戦に向けて、福岡合宿に参加する計39名を発表。強化メンバーが18名、TIDが21名で、キャップ数が1桁の選手がTID(Talent Identification)メンバーとなったが、特に区別はなく合宿は一緒に行われる。
強化メンバーには経験ある選手が選ばれた。ワールドカップに3回出場しているハーフ団のSH(スクラムハーフ)津久井萌(47キャップ)。そして、SO(スタンドオフ)山本実(43キャップ)がそうだ。
だが、長らくサクラフィフティーンを支えてきたキャプテン経験のあるFL長田いろは。加えて、最多の53キャップを誇るFL齊藤聖奈。さらには、司令塔のSO大塚朱紗。こういった選手たちは強化・TID合同福岡合宿メンバーには招集されなかった。3人とは面談した上で、今回は合宿メンバーには名を連ねなかったという。
また、TIDメンバーにはNO8サバナ・ボッドマン、大学生になったばかりのFL浅利那未を筆頭にノンキャップの選手が7人選ばれた。

3大会にW杯に出場したSH津久井‐斉藤健仁撮影
世界強豪との連戦へ
サクラフィフティーン(世界ランキング11位)は女子フィジー代表(同13位)と対戦。その後、『WXV Global Series』で欧州に遠征する。そして、女子イタリア代表(同6位)、女子アイルランド代表(同5位)と対戦。さらに10月3日には女子アイルランド代表とテストマッチも行う。帰国後も『WXV Global Series』。ここでは女子ウェールズ代表(同12位)と2度対戦する。
欧州で世界の強豪と対戦するにあたり、北川HCはこう話した。
「トップ8を狙うには、トップ4を倒す力をつけないといけない。そういう面では今回のフィジー代表戦はもちろん。イタリア代表、アイルランド代表は我々よりも上位の国になる。ですから、そのチームに対して我々のラグビーがどれだけできるか。それを試せる場になる。良い調整をしてチャレンジしていきたい。」
北川HCの目標は。「ラグビーワールドカップでベスト8進出すること」。2029年ワールドカップまで残り3年あまり。9月、福岡から「北川ジャパン」の新たな挑戦が始まる。
サクラフィフティーン 試合日程
※印はWXV Global Series
・9月4日 vs. 女子フィジー代表(福岡・JAPAN BASE)
※9月19日 vs. 女子イタリア代表(イタリア・フォンタナフレッダ)
※9月27日 vs. 女子アイルランド代表(アイルランド・ゴールウェイ)
・10月3日 vs. 女子アイルランド代表(アイルランド・コーク)
※10月24日 vs. 女子ウェールズ代表(東京・秩父宮ラグビー場)
※10月31日 vs. 女子ウェールズ代表(埼玉・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場)
福岡合宿メンバー一覧
(以下、原稿どおり掲載)
強化18人
PR北野和子(PEARLS/住友電装/25)

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