貸出の有無や内容は施設によって異なります。予約時にご確認ください。
最初の1回は、シューズと動きやすい服さえあれば足りるケースがほとんどです。続けると決めてから、ラケット、オーバーグリップ、ボールの順にそろえていけば無駄がありません。
初心者がつまずきやすいポイント

ラケットを手に入れたあと、思っていたのと違うと感じる場面がいくつかあります。原因の多くは、パデルラケットならではの性質を知らないまま扱っていることにあります。買ったあとに差が出やすい3点をまとめました。
打球面は交換できないため、消耗品として考える
テニスラケットであればガットを張り替えて使い続けられますが、パデルラケットにその選択肢はありません。打球面が傷んでも交換する手段がなく、ラケットそのものを買い替えることになります。
プレーの頻度にもよりますが、週に1回ほど打つ人で1年前後を目安と考えておくとよいでしょう。使い込むほど内部の芯材が少しずつへたり、反発が落ちていきます。
寿命を延ばしたいなら、縁を守るプロテクターを貼るのが手軽な方法です。壁際のボールを拾いにいったときにラケットの先端をぶつけることは避けられないため、削れやすい部分をあらかじめ保護しておくと安心できます。
保管場所の温度で打球感が変わる
意外と見落とされがちなのが、保管環境です。芯材に使われるEVAは温度の影響を受けやすく、寒い場所に置いていたラケットは硬くなり、暑い場所では柔らかくなります。
とくに気をつけたいのが、車内への置きっぱなしです。夏場の車内は高温になり、芯材が変質してしまう恐れがあります。冬に外気で冷え切ったラケットをいきなり強く打つと、ひび割れの原因にもなりかねません。
対策は難しくありません。屋内の直射日光が当たらない場所に、カバーに入れて置いておくだけで十分です。寒い日は、プレー前に少し室温になじませてから打ち始めると、本来の感触で使えます。
買い替えを考えるサインは、ひび割れ・異音・反発の低下
そろそろ替えどきかを判断する目安は3つあります。表面のひび割れ、打ったときに聞こえる乾いた異音、そして以前と同じスイングでも球が飛ばなくなる感覚です。
なかでも分かりやすいのが打球音の変化でしょう。芯材が傷んでくると、打った瞬間の音が軽く、乾いた響きに変わってきます。振動が手に残るようになった場合も、内部が劣化しているサインだと考えられます。
ひび割れについては、見つけた時点で使用を控えてください。そのまま打ち続けると割れが広がり、破片が飛ぶ危険もあります。買い替えの目安が分かっていれば、次の1本を選ぶ準備も落ち着いて進められます。
パデルラケットに関するよくある質問

ラケットを選ぶ過程では、細かい疑問がいくつも出てきます。ここでは検索でよく見かける質問を取り上げ、規則で確認できる範囲と、一般的な考え方に分けてお答えします。
テニスラケットでパデルはできますか?
できません。パデルの競技規則では、使用できるラケットの形状や寸法が定められており、ガットを張ったテニスラケットはその条件を満たしていないためです。
仮に規則を気にしない練習の場であっても、テニスラケットでは壁を使ったプレーが成立しにくくなります。パデルは弾みの抑えられた専用ボールを、面で押し出すように打つ競技です。道具が変われば球の挙動も変わってしまいます。
なお、多くの施設ではラケットの貸出を行っています。手持ちの道具で代用しようとせず、まずは借りて打ってみるのが確実でしょう。
2026年のルール改定で今のラケットは使えなくなりますか?
そのような心配は不要です。2026年1月1日から施行されている現行の競技規則を確認しましたが、ラケットの寸法や素材が新たに制限されたという内容は含まれていません。手持ちのラケットは、これまで通り使えます。
一部に「規格が変わったので買い替えが必要」と読める情報が出回っていますが、規則の本文で裏づけを取れませんでした。実際に改定されたのは、デュース時の進め方や、サーブの打ち方に関する部分が中心です。
ラケットに関して覚えておきたいのは、手首に巻くリストコードの扱いです。プレー中にラケットを落とした場合や、コードが切れた場合は、その時点で失点となります。詳しくは公式サイトで最新の規則をご確認ください。
左利き用のラケットはありますか?
パデルラケットに、右利き用と左利き用の区別はありません。打球面は左右対称に作られており、どちらの手で握っても同じように使えます。
グリップの形状についても、テニスラケットのように利き手を前提とした設計にはなっていません。握りの太さが合わないと感じる場合は、オーバーグリップの巻き方で調整できます。
左利きの人がラケット選びで気にすべき点は、右利きの人と変わりません。形・重さ・硬さ・価格という、これまで見てきた4つの軸で選んでいきましょう。












