色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

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リーグワン 「ベスト15」の選手たち‐斉藤健仁撮影
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上ノ坊が語る転機と自信の芽生え

「15」番を背負い、スティーラーズの優勝に貢献した上ノ坊。

「新人賞対象になるのを知らずにプレーしていたので、この賞をいただけて光栄。最初はプレッシャーを感じすぎて、あまりうまくいかない試合もあった。しかし、その中でもうまく対応できた。」と笑顔を見せた。

今シーズン、転機になった試合を聞かれた上ノ坊。

「初めての試合(静岡ブルーレヴズ戦)で3トライを挙げた。その後もプレッシャーはあったが、次の東芝ブレイブルーパス東京戦でハイボールをキャッチし、良いプレーもできた。これで、自信を持ってプレーできると思った。最初の1、2試合が自信につながった。」と話した。

リーグワン決勝戦でのスティーラーズFB上ノ坊-斉藤健仁撮影

リーグワン決勝でのスティーラーズFB上ノ坊-斉藤健仁撮影

MVPレタリックの4冠とスティーラーズの未来

レタリックのMVP初受賞とFWとしての歴史的快挙

最後は年間MVPが発表された。投票ではなくリーグが選出しており、例年、優勝したチームから選ばれている。

まずは、ディビジョン2のMVPにFL鄭兆毅(豊田自動織機シャトルズ愛知)。続いて、ディビジョン3のMVPにLOアンドリュー・デビッドソン(マツダスカイアクティブズ広島)が選出された。

最後に、ディビジョン1のMVPの発表に。やはり、初優勝に大きく貢献した共同キャプテンのLOレタリックが初受賞した。FW(フォワード)の選手が選ばれるのは、2021シーズンのHO堀江翔太(ワイルドナイツ)以来。加えて、LOのMVPはトップリーグ2008-09の大野均(東芝ブレイブルーパス)以来となった。

また、レタリックはリーグワンで初めてFWでの『最多トライゲッター』(17トライ)となった。さらに、選手が選ぶ最優秀選手賞『プレーヤー・オブ・ザ・シーズン』、ベストフィフティーンと合わせて、個人4冠を達成した。

MVPを含めて個人「4冠」に輝いたLOレタリック

MVPを含めて個人「4冠」に輝いたLOレタリック-斉藤健仁撮影

決勝戦の手応えとチームへの感謝、そして未来への決意

35歳となっても「武器はフィットネス」と自負するレタリック。

改めて、前日の決勝で優勝した要因を聞かれると、「攻撃的なラグビーのスタイルが好きで、今シーズンはたくさんのトライを決めた。ディフェンスも今年は本当に良かった。特に決勝戦では、ディフェンスが勝因だった。」と振り返った。

4冠に輝いた感想を尋ねられた、元オールブラックスの長身LO。

「前日の勝利と、この賞をいただけたことはとてもうれしく思っている。しかし、これは素晴らしいシーズンを積み重ねてきたこと、そして周囲のチームメイトたちのおかげ。チームに感謝したいと思う。」と、周囲への感謝を口にした。

加えて、「MVPを獲れなくても、チームが優勝したこと自体が何よりの喜び。最大の喜びは、私たちがリーグワンの優勝を果たしたということ。MVPはシーズン中の活躍が評価されて本当にうれしい。しかし、優勝という栄冠はチーム全体のものだから。」と語った。

レタリックはさらに2シーズン、スティーラーズでプレーすることを公言した。

「神戸でプレーするのが楽しいし、私たちが展開するラグビーのスタイルも気に入っている。私はチームと会社のファンなので、ここでプレーを続けられることがとてもうれしい」。

MVPに選ばれたスティーラーズLOレタリック、決勝でも活躍-斉藤健仁撮影

MVPに選ばれたスティーラーズLOレタリック、決勝でも活躍-斉藤健仁撮影

優勝を置き土産に去るレニーHC、スティーラーズの挑戦は続く

レニーHC退任とレタリックの代表資格問題

スティーラーズでの優勝を置き土産に、7月からニュージーランド代表オールブラックスの指揮官に就任するデイブ・レニーHC。

ファンの中には、オールブラックスでも、レニーHCとレタリックのコンビを見たい人も多いかもしれない。

しかし、レタリックはニュージーランド協会と契約し、ニュージーランドのチームでプレーしていない。これにより、現在のルールでは、7月からオールブラックスに選出される可能性はない。

これについて、レタリックはこう話す。「ニュージーランドを離れる際、出場資格がないというルールについては承知していた。だから、その状況を受け入れている。」と。

リーグワン初制覇で胴上げされるレニーHC-斉藤健仁撮影

リーグワン初制覇で胴上げされるレニーHC-斉藤健仁撮影

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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