
この日も犠飛で打点を挙げた山里-Journal-ONE撮影
投手陣も盤石 馬場・星野が最少失点でつなぐ
6回裏からは日本体育大学の馬場拓海(4年・福岡大大堀)が登板。
いきなり連続安打を許し併殺崩れで1点を献上したが、最速146km/hの速球をコーナーに決めるなど落ち着きを取り戻す。その結果、最後は変化球で三振を奪い最少失点で切り抜けた。
7回には大阪商業大学の星野世那(4年・近江)が登板。
内野安打こそ許したものの、内野ゴロで併殺を奪い三者凡退。壮行試合で課題を残した左腕が、今大会初登板で見事に復活をアピールした。

貴重な左腕セットアッパー星野が復活投球-Journal-ONE撮影
侍ジャパン 決勝アメリカ戦の展望
鈴木泰成が試合を作れるか 継投の組み立てが勝敗の鍵
決勝の先発は、青山学院大学の鈴木泰成(4年・大阪桐蔭)が予想される。鈴木英之監督が平塚合宿で「開幕戦と決勝戦は鈴木泰成」と明言していた通り、世代のエースが大一番のマウンドに立つだろう。
雨天順延で中2日と短くなった登板間隔。しかし、球数80球で6回を投げきった鈴木泰成であれば、5回までは十分に試合を作れるはずだ。
それゆえ、決勝での鍵を握るのは仙台大学の大城海翔(3年・滋賀学園)となる。日本での壮行試合(東芝戦)やケース打撃で好調さを見せ付けた大城。昨日のアメリカ戦でも、来年のMLBドラフト1巡目候補ニコ・パルティダを含む3人から三振を奪った。
特異な球道から、快速球を投げ込む左腕が、どの場面で投入されるか。これが優勝を決める勝負の分岐点となるだろう。
終盤は富士大学の古堅鈴之輔(3年・読谷)、角田楓斗(4年・東奥義塾)が控える。しかし、アメリカ打線の勢いを止める役割は大城に託される可能性が高い。

中2日で登板で決勝戦先発が濃厚な鈴木泰成-Journal-ONE撮影
上位打線の破壊力と下位の勝負強さ
一方、岡田・赤堀の1・2番は絶好調。榊原・渡部の中軸も状態が良い打線。ここに、黒田に本塁打が出たことで上位打線はさらに万全となった。つづく6番にも、アメリカ戦で全打点を叩き出した山里が控える。
そのため、優勝へは下位打線の奮起が望まれるところ。そして、その下位打線の鍵を握るのが、9番・右翼で先発した鈴木湧陽だ。
チャイニーズ・タイペイ戦同様、機動力で相手バッテリーのリズムを崩せる貴重な存在。アメリカ投手陣にとって「嫌な9番」として機能するかが重要だ。
いよいよ大会初の王者を決める決勝戦は、7月15日の19:30プレーボール。侍ジャパン大学日本代表が新たな歴史を刻む瞬間を、その目で観て欲しい。













