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桶谷大 日本代表HCが川崎ブレイブサンダースHCに就任-永塚和志撮影
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川崎の代表取締役社長・川崎渉は会見で桶谷氏との契約が3年であることを明かしている。BリーグでHCの契約年数が明かされることが稀である。しかし、その中でそれを示したことを同氏はクラブとしての覚悟の表れであると話した。

ここ3年連続でプレーオフ進出を逃している事実。これについて川崎氏は「クラブとしてもすごく課題視している。」と話した。加えて、桶谷大 HCの招聘を機に「反転攻勢」という形にしたい。そう期待感を込めつつ述べた。

桶谷大HCの契約は異例の3年-永塚和志撮影

桶谷大HCの契約は異例の3年-永塚和志撮影

桶谷大が描く川崎の未来

もっとも、Bプレミアの開幕は競技面だけを見ても大きな変化をもたらしそうだ。サラリーキャップ(選手の年俸総額が原則、各チーム8億円以内としなければならない)やコートに立つことのできる外国籍選手の制限撤廃(これまでは2名プラス帰化選手ないしアジア枠選手の1名まで)、平日の試合開催増。これら様々な変更がもたらされる中で、どのチームが勝率を上げてくるのか。少なくとも現時点で予想するのは困難となっている。

しかし、だからこそ、桶谷大 氏だということができるかもしれない。戦術・戦略は言うまでもない。それに加え、これまでの指導歴の中で若手や他のチームでは重用されていなかった者も起用するなど、ロスターの選手をできるだけふんだんに用いてきた。また育成という観点も持ちながら、長いシーズンをいかに戦うかというマネジメントの視点を養い、それを強みとしてきたのが彼である。

桶谷大 HCは記者会見の中で、選手の「個」を伸ばすことがチームを強くするのに肝要である。ということを複数回、口にした。また彼は、日本人選手が「対等に外国人選手とやり合えるポジションが増えるほどチームは疲弊せずにレギュラーシーズンを戦える。」と話した。

桶谷大 HCは経験によって増やしてきた様々な引き出し。それを開け閉めしながら、Bプレミアをどう戦うかを思案している。

選手が練習に取り組む様子を見守りつつ会話をする桶谷大HCと佐藤賢次GM-永塚和志撮影

選手が練習に取り組む様子を見守りつつ会話をする桶谷大HCと佐藤賢次GM-永塚和志撮影

「桶さん効果」の先にある川崎の文化

川崎一筋でプレーをしてきた篠山竜青。桶谷大 HCを目当てに集まった多くのメディアを指してこう語った。

「桶さん効果をめちゃくちゃ感じています」。

もっとも、本当の意味で「桶さん効果」が実った。そう言えるのは、彼が川崎を蘇らせ、そして日々の取り組みを通じて彼による川崎色の「文化」ができた時ではないか。

Bプレミアという日本の男子バスケットボールの転換点。そこにおいて、川崎は桶谷大氏にその船出を任せる。

■記者プロフィール
永塚 和志
フリーランススポーツライター。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、FIBA W杯や米NCAAトーナメントを取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

「X」アカウント https://x.com/kaznagatsuka
アクセス
KAWASAKI BRAVE THUNDERS COURT
  • 東海道新幹線 品川駅 - 東海道本線(8分)- 川崎駅駅 - 徒歩約5分
Journal-ONE記者の永塚和志氏
取材・文:
永塚 和志( 日本 )
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