アジアシリーズ中国大会で好スタート
圧倒的な強さで優勝したサクラセブンズ
わずか10日あまりの準備だったが、8月29・30日、中国・蘇州で行われたアジアラグビーエミレーツセブンズシリーズの中国大会を迎えた。早速、松田、松村がメンバーに選ばれる中、黒田美織(自衛隊体育学校PTS)が初キャップを得た。
予選プールではイラン代表、UAE代表、インド代表にすべて50点以上挙げて快勝。決勝トーナメントに入っても、準々決勝はウズベキスタン代表に59-0、準決勝はタイ代表に26-10、決勝はアジアの最大のライバルである中国代表に24-7で勝利し、安定的な力を発揮し優勝を果たした。

8月の中国大会で優勝したサクラセブンズ(C)JRFU
サクラセブンズ指揮官が見た手応え
「短い準備期間だったが、多様な経験や想いを抱いた選手たちが集結し、互いを高め合いながら大会へ臨んだ。」
「過酷な環境下においても、どんな状況や対戦相手に対しても自分たちのラグビーを見失わず、高い集中力でひたむきに戦い抜く姿勢は本当に誇らしかった。これからもサクラセブンズは向上心と探究心を持ち、進化し続ける。」と兼松HCは振り返った。
アジア競技大会で2大会ぶりの金メダルへ
サクラセブンズ 歴史的な自国大会
9月13日、アジア競技大会のメンバー13人が発表された。出場機会を鑑みて、蘇州大会から5人のメンバーを変更。また、指揮官が「大会ごとにキャプテンも変える」と話していた通り、キャプテンは平野優芽(ながとブルーエンジェルス)から須田倫代(PEARLS)にバトンタッチされた。
アジア競技大会は32年ぶりの日本開催だが、女子セブンズは2010年大会から実施されているため、日本で試合が行われるのは今回が初めてとなる。
兼松HCは「アジア競技大会で2大会ぶりに金メダルを取ることがターゲット。毎回、決勝で苦しんでいるので、世界6位のスタンダードをアジアのどのチームに対しても、相手によって変えることなく、リスペクトを持って初戦から決勝までやり切り、結果的に圧倒していた、と言えるようにしたい」と意気込んだ。

アジア競技大会でキャプテンを務める須田(C)JRFU
地元開催へのサクラセブンズ特別な思い
愛知県出身の兼松HCにとっては地元での開催となるため、「感慨深いな、と思います。プレー自体は、国内の大会は瑞穂でやることがあっても、桜のエンブレムをつけた試合は1度も見てもらったことないので、みんなに見てもらえる機会はすごくうれしいし、ありがたい」としみじみと話した。
中軸の1人である平野は「前回大会は銀だったが、私は(前々大会で)金を取った喜びも知っている。ホームで金を取ってみんなで喜びたい。」と目を輝かせた。

サクラセブンズの中心を担う平野-斉藤健仁撮影
サクラセブンズ最大の目標はロス五輪出場権
HSBC SVNSシリーズ2026/27が開幕
アジア競技大会が終わった2週間後の10月17・18日にアジアラグビーエミレーツセブンズシリーズ2026 スリランカ大会が開催される。そして11月末からは、いよいよ『HSBC SVNS シリーズ 2026/27』が開幕する。11月から2027年3月までドバイ、ケープタウン、シンガポール、パース、バンクーバー、ニューヨークと、世界を転戦しながら6大会を行う。
その後、4月からトップカテゴリーの8チームと『HSBC SVNS 2』の上位4チーム、計12チームで、最終的な順位を決める『HSBC SVNS ワールドチャンピオンシップ 2027』が香港、バリャドリード、ボルドーで3大会行われ、ワールドチャンピオンシップの最終順位が決定する。
そして、開催国として出場権を持つアメリカを除き、ワールドチャンピオンシップの最終順位で出場資格のある上位4チームがロス五輪の出場権を得る(日本がここで出場権を獲得できない場合はアジア予選に回る)。

8月の中国大会でのサクラセブンズ(C)JRFU
サクラセブンズの競争を加速させる選手起用
兼松HCは昨季に続いて、シーズンを大きく4つに分けて、メンバーを交替しながら臨む方針だ。アジアシリーズのスリランカ大会が終わり、11月、HSBC SVNSのドバイ大会、ケープタウン大会の前にメンバーを入れ替えて、その2大会が終わった後、一度、選手たちに長期休暇を与える方向。

≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k












