そして、シンガポール大会前、ワールドチャンピオンシップ前にもメンバーを替える予定。選手間の競争を促すために、ケガ人はもちろん、学生代表やトレーニングスコッドから、まず合宿メンバーに入ってくる可能性があるという。
兼松HCは「選手間で競うことが一番成長すると思っている。2年後のロス五輪に出るのは誰ひとり決まっていない。そして、それは毎大会そうで、それが日本代表。だから、ギリギリまでみんなが競い合う。その結果、その中で良いコンディションで、良いパフォーマンスを出せる選手が、その時の日本代表。お互いに高め合っていけるチームであり続けたいと思っている。」と言葉に力を込めた。
さらなる進化へ、新たな歴史への挑戦
サクラセブンズ 目指すは世界トップ4常連
指揮官としても3シーズン目のHSBC SVNSを迎える。その結果、サクラセブンズは年々、実力を上げており、コンスタントにトップ8に入るようになってきた。今季は、昨季1回だったトップ4以上に何度か進出したいところだ。
昨季を踏まえて兼松HCは「昨季の目標は総合6位で、いきなりドバイ大会で3位に入れるとは思っていなかったので、私自身が一番驚いた。その中で、スタッツ上でも明らかに成長が見られ、苦手な相手に対しても苦手意識がなくなるなど、成長は大きかった」。
そして、「選手たちももっと上に行きたいという思いはあるが、ドバイに3位に入ったり、ニュージーランド代表に対して4トライを挙げたりとか、そういった1つ1つの成功体験が、やっている選手たち本人にとっては、あと少し、という励みになっている。」と指摘。

8月の中国大会で優勝したサクラセブンズ2(C)JRFU
新しい歴史をつくるシーズンへ
「今までいろいろチャレンジしてきた。ここまでと決めていた限界に対して、諦めずにボールを取りに行く。もう1つ踏み込む必要がある。」
「そのためには、2シーズンやってきたスタンダードは地盤、型にあるが、今季は新しい型を作る。これまでの型を破っていく作業に今シーズンは入る。」
さらに上を目指すため、そう冷静に話した。
「今季の目標はアジア競技大会の金。そして、HSBC SVNS ワールドチャンピオンシップでベスト4に入って、オリンピック出場権を得ること。」
3大会目のオリンピック出場を狙う中心選手の平野もそう語った。
「そういった目標を目指せることが今までにないこと。それがサクラセブンズの強さだと思う。そして、新しい歴史を作ることにつながる。チームは順調に歩みを進めている。パリ五輪が終わって2年間やってきたことの精度を上げていく。今までやってきたプロセスを信じて、新しいことを加えていきたい。」と先を見据えた。
アジア競技大会では世界のトップレベルで戦ってきた力強さ、選手層の厚さを見せつけて2大会ぶりに優勝。つづいて、スリランカ大会でも勝利し、「アジアで敵なし」という姿を見せた。
そして、ロス五輪の出場がかかったHSBC SVNSへ大きな弾みをつけたい。
サクラセブンズ 熊谷合宿参加メンバー(8月21日〜27日)
☆:中国・蘇州大会メンバー
★:愛知・アジア競技大会メンバー
・秋田 若菜(自衛隊体育学校PTS)☆★
・内海 春菜子(YOKOHAMA TKM/横浜未来ヘルスケアシステム)☆★
・大内田 夏月(PEARLS/住友理工)★
・大谷 芽生(ながとブルーエンジェルス/ヤマネ鉄工建設)☆★
・大橋 聖香(ナナイロプリズム福岡/久留米大学4年)☆
・岡元 涼葉(東京山九フェニックス/山九)
・尾久土 栞(早稲田大学ラグビー蹴球部女子部/早稲田大学2年)☆
・梶木 真凜(自衛隊体育学校PTS)☆★
・三枝 千晃(北海道バーバリアンズ ディアナ/メディカルシステムネットワーク)★
・須田 倫代(PEARLS/住友電装)☆★ ※アジア競技大会キャプテン
・谷山 三菜子(日本体育大学ラグビー部女子/日本体育大学3年)
・辻﨑 由希乃(ながとブルーエンジェルス/ヤマネ鉄工建設)
・堤 ほの花(日本体育大学ラグビー部女子/ディックソリューションエンジニアリング)☆★
・永田 花菜(ナナイロプリズム福岡/北洋建設)★
・西 亜利沙(東京山九フェニックス/立教大学4年)
・平野 優芽(ながとブルーエンジェルス/ヤマネ鉄工建設)☆★ ※蘇州大会キャプテン
・松田 向日葵(追手門学院大女子ラグビー部VENUS/追手門学院大学4年)☆★
・松田 凜日(東京山九フェニックス/TOPPAN)☆
・松村 美咲(東京山九フェニックス/早稲田大学4年)☆
・矢崎 桜子(ながとブルーエンジェルス/ヤマネ鉄工建設)★
・山田 晴楽(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA/立正大学4年)

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- 取材・文:
- 斉藤 健仁( 日本 )












