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7月のフランス代表戦で-斉藤健仁撮影
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日本代表の『2』番を争う佐藤健次の挑戦

原田、江良との競争で磨かれるフッカーとしての力

佐藤健次は、リーダーの1人である原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)、また、1学年上の江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)の2人と、切磋琢磨しながら、HOのポジションを争っている。

もちろん、2人に「フィールドプレーでは負けたくない。」と話す佐藤。

「(先発の)2番で出るためにはセットプレーの安定は絶対に必要なところ。なので、まずはセットプレーをもっと高い基準でやっていけたらいいと思う。」と語気を強めた。

一昨シーズン、佐藤は早稲田大学でのシーズンを終えて、アーリーエントリー(大学4年生の大学選手権後、すぐに試合に出られる制度)で試合に出場を果たした。昨シーズンはワイルドナイツの一員として本格的に社会人としてのシーズンを送った。

元日本代表HOである堀江翔太コーチにスクラムやスローイング、身体の使い方などの指導を受けた佐藤。それと並行して、準決勝まで19試合に出場した。しかし、先発は3試合のみと、元日本代表であり、チームの主将HO坂手敦史の後塵を拝した。

昨シーズンのリーグワンに関しては、「去年の日本代表戦の経験もあって、アーリーエントリーの時は自信なくプレーしていたが、それと比べると攻守ともに自信を持ってプレーできた。ただ、途中からの出場が多かったので、もっとできたという感覚の方が大きい。もっと試合にインパクトを与えられたらと思った。満足はいくシーズンではなかった。」と振り返った。

フランス戦でスクラムの準備をする佐藤‐斉藤健仁撮影

フランス戦でスクラムの準備をする佐藤‐斉藤健仁撮影

佐藤健次が挑む坂手超えと堀江からの学び

早稲田大学からリーグワンに進む際、多くの強豪チームから声を掛けられた佐藤。

しかし、「学べる環境があり、自分のプレイスタイルに合っていた。最後に超えないといけないHOの選手の中で、誰が一番難しいのか。」と考えてワイルドナイツを選んだ。

「今シーズンはアーリーエントリーも入れたら3シーズン目になる。なので、日本代表と同じで良い競争したい。いつまでも、リザーブで2番手というより、しっかり吸収したものを出していく。そして、ワイルドナイツでは坂手さんを超えられるようにがんばりたい。」と語気を強めた。

そして、佐藤が目指すのはワイルドナイツのコーチの堀江翔太だ。現在、日本代表でも指導を受けている、HOの大先輩である。

「堀江さんはボールを持った時のワクワク感がすごかった。すごいフットボーラーだったと感じて目標にしている。感覚でなく、身体の使い方が理に適っている。すべてがまだできるわけではないが、(堀江さんの教えを)吸収できて、良い機会になっている」。

佐藤健次 7月のフランス代表戦でのHO佐藤-斉藤健仁撮影

7月のフランス代表戦でのHO佐藤-斉藤健仁撮影

佐藤健次が目指すワールドカップ出場と海外挑戦

目指すは初のワールドカップ出場

佐藤は来年、24歳でワールドカップを迎える。

「ワールドカップに出たいと、小さい頃からずっと言っていた。それが1年後にあるのは、自分の中でも良いチャレンジだと思う」。

また、ワールドカップ出場を目指しながらも、佐藤は海外でのプレーも視野に入れている。

インタビューで笑顔を見せた‐斉藤健仁撮影

インタビューで笑顔を見せた佐藤健次‐斉藤健仁撮影

スーパーラグビーへの憧れと世界への挑戦

「昨シーズン、(HO原田)衛さんも、LO(ロック)ワーナー(・ディアンズ/東芝ブレイブルーパス東京)も海外でプレーしている。自分も、ずっと海外でチャレンジしたいと思っていた。機会があるなら海外でプレーできるように、ラグビーをがんばりたい」。

「行きたいのはヨーロッパよりもスーパーラグビー。ボールを動かすラグビーが好きなので、楽しそうだなと思う。好きだったのはクルセイダーズ(ニュージーランド)だったが、ワイルドナイツでレッズと試合をしたので、オーストラリアのチームもすごく魅力的」。

日本代表は8月にオーストラリアとの2連戦、9月にはカナダ代表戦が控える。さらには『パシフィックネーションズカップ』と試合が続く。

佐藤は「リーグワンも含め、テストマッチでも、どんな試合でも、もっともっと高いスタンダードを目指してやっていけたら、と思う。日本代表は勝てるメンバーも揃っているし、勝てるストラクチャーもあると思う。あとは実行する力。接戦になると必死さもすごく重要だと思うので、若手として試合に出たらチームに勢いを与えられる選手になりたい。」と意気込んだ。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

熊谷スポーツ文化公園ラグビー場

  • 住所
    埼玉県熊谷市上川上810
  • TEL
    048-526-2004(熊谷スポーツ文化公園管理事務所)
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    ① 東京駅 - JR高崎線 約60分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
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    ③ 高崎駅 - JR高崎線 約30分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
    ④ 長野駅 - 北陸新幹線 約60分 - 大宮駅 - JR高崎線 約30分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
    ⑤ 静岡駅 - 東海道新幹線 約90分 - 東京駅 - JR高崎線 約60分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場

    バスは通常「熊谷駅北口3番乗り場」から発車。試合開催時には「6番乗り場」からの増便も有り
  • その他
    【営業時間】08:30~17:00(※大会等をのぞく)
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
佐藤健次

2002年生まれ。桐蔭学園高では全国高校ラグビー大会2連覇に貢献し、早稲田大学でも活躍。大学4年時からラグビー日本代表に招集された若手フッカー。現在は埼玉ワイルドナイツに所属し、ワールドカップ出場と海外挑戦を目標に成長を続けている。

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