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サクラセブンズ コーチ陣も含めて記念撮影(C)JRFU
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サクラセブンズが第20回アジア競技大会を制し、2大会ぶりの金メダルとロサンゼルス五輪への確かな手応えをつかんだ。

第20回アジア競技大会でサクラセブンズが金メダル獲得

愛知県で行われていた『第20回アジア競技大会』。7人制ラグビーは10月1日から3日まで『名古屋市瑞穂公園ラグビー場』で開催された。

昨季、世界最高峰の7人制ラグビー大会『HSBC SVNS 2026』でシリーズ総合7位。続く『HSBC SVNS 2026 ワールドチャンピオンシップ』では過去最高の総合6位を記録した『サクラセブンズ』。

その、女子セブンズ日本代表は優勝候補筆頭として、2大会ぶりの金メダルを目指した。

持ち前のスピードでトライを量産した堤(C)JRFU

持ち前のスピードでトライを量産した堤(C)JRFU

予選から強さを発揮したサクラセブンズ

大会前、キャプテンを務めた須田倫代は「自国開催で、4年に1度の大舞台。緊張感やプレッシャーを楽しみながら、サクラセブンズらしく動き続けて前に出続けるラグビーを日本中のみなさんにお見せしたい。たくさん応援してくださる方々の声を力にかえて、必ず優勝をつかみ取りたい。」と意気込んでいた。

キャプテンの言葉通り、ファンの大きな声援を受けたサクラセブンズ。予選プールから圧倒的な強さを見せた。

大会1日目、シンガポール代表(36-5)、カザフスタン代表(48-0)に大勝。続く、大会2日目も近年力をつけているタイ代表を34-5と寄せ付けず。結果、3連勝で準決勝に進んだ。

そして、大会最終日の3日目。まず準決勝のホンコン・チャイナ戦でも前半からリードを奪ったサクラセブンズ。27-12で勝利を収めて決勝に進んだ。決勝の相手は前回大会王者で、アジアのライバル・中国だった。

持ち味を発揮した大谷(C)JRFU

持ち味を発揮した大谷(C)JRFU

中国との決勝、サクラセブンズの堅守が光る

平野優芽と梶木真凜のトライで主導権

前半、日本代表のペースで進んだ。しかし、相手ディフェンスの前になかなかトライを挙げることができなかった。

それでも6分、相手スクラムからボールを奪い返すと、素早く左に展開。今大会のメンバーで唯一、2018年ジャカルタ大会での優勝を経験している平野優芽がボールを押さえてトライを挙げた。

さらに7分、キックオフのボールをキープし、吉野舞祐がゲイン。その後、サクラセブンズらしくボールをつないで、最後は梶木真凜が右隅にトライを挙げた。

その結果、10-0とリードしてサクラセブンズは前半を折り返した。

サクラセブンズ 2回目の金メダルを手にした平野(C)JRFU

2回目の金メダルを手にした平野(C)JRFU

サクラセブンズ 優勝の瞬間

後半、相手に1トライを許したサクラセブンズ。しかし、その後は堅守で相手に追加点を与えず。最後はしっかりとボールをキープしてホーンを待ち、10-5で勝利した。

有言実行したサクラセブンズは2大会ぶり2度目の金メダルを獲得した。

「すごくきついゲームで、苦しい時間も多くあった。それでも絶対に守り切るという気持ちがあった。私は最後のプレーをベンチで見ていたが、7人全員が自分の役割とこの時間帯に何をすべきかを共有できていて安心感があった。最後までしっかり守り切れたことは、チームとしてやるべきことをやれた結果だと思う。」と、須田キャプテンは試合を振り返った。

決勝でゲインする須田主将(C)JRFU

決勝でゲインする須田主将(C)JRFU

金メダル獲得を振り返る兼松HC

サクラセブンズ金メダルを支えた2年間の積み重ね

金メダル獲得から3日後の10月6日。兼松由香HC(ヘッドコーチ)と須田キャプテンがオンライン会見に出席し、大会を振り返った。

自身も選手としてアジア競技大会の経験があった兼松HC。

「13人の選手たちは、さまざまなプレッシャーがある中、自国開催で多くの方々からいただいた声援を力に変え、13人がつながり続けるサクラセブンズのラグビーをお見せすることができた。急にこの金メダルが取れるわけではない。出場したメンバーを支えてくださった多くの方々、これまで切磋琢磨してきた選手、そしてご支援いただいた関係者の皆さまに、心から感謝している。」と話した。

さらに指揮官は「第1試合からスコア上は勝っていた。しかし、決して満足のいく勝ち方ではなかった。ノーサイド後の選手たちの表情を見ると、あまりうれしそうな表情ではなかった。ただ、それはこれまでの大会でも同じ。『やった!』と満足して戻ってくる試合は、本当に数えるほどしかない。それが今のサクラセブンズの良さ。常に満足せず、高みを目指していることが、彼女たちの素晴らしいところだと思う。」と目を細めた。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

パロマ瑞穂野球場(名古屋市瑞穂公園野球場)

  • 住所
    愛知県名古屋市瑞穂区豊岡通3-28
  • TEL
    052-836-8216(野球場直通)
  • アクセス

    ① 名古屋駅 - 名古屋市営地下鉄桜通線「瑞穂運動場西駅」下車(約12分)、徒歩約7分/または、名古屋市営バス栄20「瑞穂公園」バス停下車(約25分)、徒歩約2分

    ② 豊田市駅 - 名鉄三河線から名古屋駅経由、名古屋市営地下鉄桜通線「瑞穂運動場西駅」下車(約50分)、徒歩約7分/または、名古屋駅から名古屋市営バス栄20「瑞穂公園」バス停下車(約40分)、徒歩約2分

  • その他
    【営業時間】 4月~10月 8時30分~21時30分/11月~3月 8時30分~16時30分 【定休日】毎月第3月曜日 ※祝休日の場合は開場(第3月曜日の振替休場は第4月曜日) 及び年末年始(12/29~1/3)
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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