1969年創業の老舗で、豚骨・鶏ガラの動物系ダシと魚介の旨味を融合させたダブルスープが看板。コクがありながら後味はすっきりしており、「これぞ旭川ラーメン」と呼ばれる一杯を提供している。
動物系と魚介系の旨味が重なる梅光軒のスープは、初めて食べる人にも親しみやすい味。旭川ラーメンを代表する一杯として、多くの観光客から支持される理由がよく分かる。
スープを口に運ぶ金井選手は、「コクがあるのに後味はあっさり。奥深い味ですね。食べ進めるほど好きになるラーメンです。」と笑顔。
「旭川では様々なグルメが楽しめますが、やはりおススメは旭川ラーメン。市内にはラーメン専門店が200軒あるので、どこで食べようか迷うと思います。でも、旭川ラーメン村ならば、食べ歩きもできるので、是非訪れてみてください。」と話す。

梅光軒さんのラーメンを前に笑顔の金井選手-Journal-ONE撮影
カイラー・グレゴワール選手 × 旭川らーめん いってつ庵
個性派が生み出すパンチある旭川ラーメン
最後に紹介するのは、「旭川らーめん いってつ庵」。
和食から取り入れた魚だしと豚骨を組み合わせた独自のスープが特徴で、ラーメン村でも一際個性を放つ存在だ。旭川のご当地メニュー「旭川しょうゆホルメン」でも知られ、観光客からの人気も高い。
そんな店で看板メニューの「いってつラーメン(醤油味)」大盛を注文したのが、旭川ビースターズのカイラー・グレゴワール選手だ。
カナダ出身のカイラー選手は、アメリカ・バージニア州のEmory & Henry大学で正捕手として活躍。そして、この春に旭川ビースターズへ加入した。

いってつ庵さんのラーメンを食べるカイラー選手-Journal-ONE撮影
カナダ出身の親日選手も絶賛
驚かされるのは、日本への馴染み方だ。箸を使う姿も自然で、麺をすする姿は、とても来日半年とは思えない。
そこで、日本食について尋ねると、「なんでも大好き!でも特に旭川ラーメンは最高だ!」と満面の笑みで答えたカイラー選手。
さらに旭川での生活について聞くと、「僕が通っていた大学がある街と、旭川の街はとてもよく似ている。自然豊かな環境で野球ができることだ。」と、教えてくれた。
旭川の雄大な自然と野球環境は、アメリカから来た若き捕手にも居心地の良さを感じさせているようだ。
濃厚ながら魚介の風味が効いたいってつ庵の醤油ラーメンは、天金や梅光軒とはまた違う魅力を持つ。ラーメン好きなら一度は味わってほしい個性派の一杯。あっという間に完食したカイラー選手は、「スープもとっても美味しいです。」と、”推し麺”の特徴を伝えてくれた。

いってつ庵さんの店先でカイラー選手-Journal-ONE撮影
食べ比べるから分かる旭川ラーメンの奥深さ
今回訪れた3店舗は、いずれも「醤油ラーメン」を看板にしながら、その味わいはまったく異なる。
らーめんや天金
豚骨・鶏ガラの力強い旨味が特徴で、昔ながらの王道・旭川ラーメンだ。
梅光軒
動物系と魚介系のバランスが絶妙な味わい。初めての旭川ラーメンを食べる方にもおすすめ。
いってつ庵
魚だしと豚骨による個性的な味わい。旭川しょうゆホルメンというオリジナルメニューも人気。
同じ醤油ラーメンでも、これだけ個性が違うから面白い。旭川を訪れるなら、ぜひ一軒だけで満足せず、食べ歩きで違いを楽しんでほしい。

いってつ庵さんのいってつラーメン(醤油味)-Journal-ONE撮影
まだまだある!あさひかわラーメン村の名店たち
北海道第二の都市・旭川市は、全国的に知られる「旭川ラーメン」の街だ。
札幌ラーメン、函館ラーメンと並び北海道三大ラーメンのひとつに数えられる旭川ラーメンは、戦後の屋台文化から発展し、今では市内に200軒前後のラーメン専門店が点在する“ラーメン王国”を築いている。
豚骨や鶏ガラに魚介の旨みを重ねたダブルスープ。寒さの厳しい旭川で最後まで熱々の状態を保つラードの膜。スープによく絡む低加水の中細縮れ麺。
全国に数あるラーメンの中でも、旭川ラーメンは唯一無二の進化を遂げてきた。
同じ「醤油ラーメン」であっても、店ごとにスープの取り方も異なれば、麺の食感や香りも違う。クラシックな旭川ラーメンを守る店。魚介の風味を前面に出した店。独自のアレンジを加え新しい旭川ラーメンを追求する店。













