
アタックを引っ張るキャプテンSH齋藤(左)と大学生のSO伊藤-斉藤健仁撮影
ハイボールと『最後の20分』、勝ち切るための課題
ラグビー日本代表 強豪相手に見えた成長
8月のオーストラリア代表との2連戦は2連敗(32-35、17-56)した。初戦のホームでは善戦し、大敗した2戦目も前半は17-21と拮抗した戦いができた。加えて、しっかりと強豪相手にもトライを重ねていた。
HO原田も「昨年まで、強豪と対戦すると前半で大差をつけられた。しかし、今年はどっちが勝つか分からない状況まで持っていけている。また、アタックに関してもオーストラリア代表との2試合では、1戦目と2戦目の前半は、相手にプレッシャーをかけることができていた。(SO伊藤)龍(之介)とか新しい選手が入ってきた。これにより、アグレッシブなアタックもできていて、トライも取れている。(強豪と対戦したときに)『こうやれば、勝てるんだな。』というのが見えてきた。」と振り返った。

リーダーの1人HO原田-斉藤健仁撮影
ハイボール対応と遂行力向上
もちろん、課題も多い。まずは、昨秋に続いてハイボールの競り合いだ。そして強豪相手に特に後半、疲れてきたときの基本プレーの精度。さらには、相手陣に入った後の遂行力などだ。
原田は「(オーストラリア代表2連戦で)後半20分の精度の部分が課題に上がった。すごく細かいところ、1つのキャリー、1つのパス。これらを意識してやっている。」と語った。
また、WTB木田晴斗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)もこう話す。
「ハイボールのコンテストの練習に取り組んでいる。フェイズ中のアタックでは数的優位は作れている。そのため、数的優位を生かして最後のトライを取り切るところまで。この遂行力を上げていくことを目標にやっている」。
ラグビー日本代表、カナダ戦からPNCへ。目指すは4度目の優勝
カナダ戦で求められる内容と結果
9月の3試合に向けて原田は、「FWはセットプレーで相手を圧倒するところを、まずは初戦のカナダ代表でやっていこう。と話をしている。自分たちの可能性を上げる。そういった意味でも、フィジカルで受けるのではなく、どんどん前に出て相手に逆にプレッシャーをかけるというマインドでやりたい。」と話した。
そして、「ノルマはないが、スクラムに関しては全部、押しにいきたい。そして、FWで圧倒する。自分たちのラグビーを3試合で作り上げて、最終的にはPNCの優勝を狙えれば。」と語気を強めた。
また、WTB木田も「自分にフォーカスして、1試合1試合で良いパフォーマンスを続けていく。そうすれば、結果がついてくると思う。(個人的には)毎試合トライを取りたい。それにプラスして、ハイボールキャッチのところで周りから信頼されるような選手になるため、パフォーマンスを出したい。」と前を向いた。

アタックコーチを務めているジャクソンコーチ(C)JRFU
ラグビー日本代表 PNC制覇への道筋
9月5日のカナダ代表戦では、しっかり自分たちのラグビーを見せて勝つことがマストであり、内容も結果も求められる試合となろう。
12日のアメリカ代表戦は、来年のワールドカップで対戦する相手だけにフィジカル勝負で上回り、ジャパンらしいスピードのあるトライを挙げたいところだ。
19日は順当にいけば決勝戦で、今年もフィジー代表と対戦することになろう。一昨年(17-41)、昨年(27-33)と敗れているだけに、今年はホームでしっかり勝利し、2019年以来4度目のPNCタイトルを奪取し、今後に弾みをつけたい。

LOボタ(左)とPR平野。9月に初キャップを狙う(C)JRFU
ラグビー日本代表 宮崎・大阪合宿メンバー
FW
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祝原涼介(栃木ホンダヒート/5)※コンディション都合で離脱
大塚壮二郎(関西学院大学/5)
岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス/13)
古畑翔(埼玉パナソニックワイルドナイツ/1)※追加招集
平野叶翔(栃木ホンダヒート/0)
イジー・ソード(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/2)※コンディション都合で離脱
稲場巧(静岡ブルーレブズ/0)
竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス/28)

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