すると、SO上田が落ち着いて決めて、15-13と逆転勝利を収めた。
「プレッシャーは感じていたが、思い切って蹴ってこいという感じで、決めることができて良かった。入った瞬間はうれしいと同時に、チームが勝つことができてホッとした。」(SO上田)。
帝京大学は早稲田大学に対し、春から3戦連続で勝利。その結果、対抗戦開幕5連勝を達成し、勝点を29に伸ばした。
早稲田大学は7点差以内の敗戦。ボーナスポイント1点を得て勝点を26とした。

ゴールを決めるSO上田-斉藤健仁撮影
「ただただ悔しい」早稲田大学、初黒星を成長の糧に
今年の対抗戦、初黒星となった早稲田大学の清水主将は終始口数が少なく、「ただただ悔しい。それに尽きる。」と話した。
最後のスクラムのシーンに関しても、「うんともすんとも言わせない力をつけないといけない。もちろん、ペナルティを取りにいったが、スクラムは奥が深く、何が起こるかわからない。普通に力不足だった。」と悔しそうな表情を見せた。
大田尾竜彦監督は「残り1分、2分のところでこれだけはやってはいけないということをやってしまい、勝ちにつながらなかった。FW全体の奮闘や、サイズのない選手たちが一生懸命、身体を張ってくれたことは誇りに思う。この悔しい敗戦をどう成長につなげられるかが、今季の『清水組』の大きなポイントになると思う。しっかり前を向いて1日、1歩ずつ歩んでいきたい。」と前を向いた。

HO清水主将-斉藤健仁撮影
帝京大学が取り戻したい「勝つ文化」
開幕5連勝の帝京大学の相馬朋和監督。
「80分間、早稲田さんも我々も切れる瞬間がないような、本当にラグビーらしい素晴らしいゲームだった。まだ11月なので、大学選手権に向けて、ここからさらに学生たちが成長できるように明日から過ごしていきたい。」と話した。
キャプテンのPR森山は「勝つことができて、本当にうれしい。負けている展開で絶対にミスしてはいけない。こんなヒリヒリした展開でラグビーができて楽しかった。今日は、お互いにとってすごく良い試合ができたと思うし、自分たちにとっても成長につながる試合だった。まだまだ改善点はあるが、最後に勝ち切れた。最後、上田はよく自信を持って蹴ってくれて、本当に感謝したい。」と笑顔を見せた。

森山主将-斉藤健仁撮影
POM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いた副将のFB本橋。
「昨季、後半勝ちきれない試合が多かった。しかし、この試合は最後までみんな勝ちへの執着心が強かった。早稲田大学さんとの試合は3試合連続で勝って自信になった。先輩たちの勝つ文化を取り戻したいと強く思う。」と語気を強めた。

POMのFB本橋-斉藤健仁撮影
帝京大学が優勝へ前進 対抗戦は佳境へ
今年の対抗戦もいよいよ佳境を迎える。開幕5連勝となった帝京大学は11月22日(日)に。同じく5連勝で首位に立った昨季の大学王者・明治大学(勝点30)と激突する。
帝京大学は春、夏と明治大学に勝っているが、昨年は17-21で負けている。それだけに、リベンジを果たして優勝へと大きく前進したい。
今年初黒星となった早稲田大学。11月23日(月・祝)に慶應義塾大学との伝統の「早慶戦」を迎える。
最終戦の「早明戦」まで優勝の可能性を残すためにも負けられない1戦だ。

惜しくも敗れた早稲田大学は早慶戦に臨む-斉藤健仁撮影
関東大学ラグビー対抗戦 順位表
1位 明治大学 勝点30(5勝0敗)
2位 帝京大学 勝点29(5勝0敗)
3位 早稲田大学 勝点26(4勝1敗)
4位 慶應義塾大学 勝点19(3勝2敗)
5位 筑波大学 勝点9(1勝3敗)
6位 日本体育大学 勝点5(0勝4敗)
7位 立教大学 勝点4(0勝4敗)
8位 青山学院大学 勝点4(0勝4敗)
関東大学ラグビー対抗戦 今後の日程
11月8日(日) スピアーズえどりくフィールド
11:30 立教大学vs.日本体育大学
14:00 青山学院大学vs.筑波大学
11月22日(日) ホンダヒート・グリーンスタジアム
11:30 青山学院大学vs.立教大学

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